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【一点もの】”揺れる”ぐい呑2

3,240円(税込)

岡山県の備前焼の特徴

岡山の備前焼は、「日本六古窯(ろっこよう)」の一つでもあり、焼きものの世界で知らない人がいない「備前焼」の産地です。
備前焼は他の焼きものとは異なり、釉薬を一切使用せず、土だけを使って作られるのが大きな特徴です。
京都ではもう見ることができなくなった登り窯で、約2週間もの時間をかけて焼締めます。
そうして生み出された備前焼は、「投げても割れない」と言われるほど堅く、すり鉢、大きな甕(かめ)や壷が多く作られてきました。
また、釉薬を使わない代わりに、窯への詰め方、窯の温度変化、焼成時の灰や炭などによって色や模様をつける技術が発展しました。
すべて自然が偶然に生み出す化学反応であるため、一つとして同じ色・同じ模様にはならない点も魅力です。

〜備前焼の要“土づくり”〜

備前焼の土には、伊部(いんべ)地方の田んぼの下から採取される「ひよせ」が使われています。
ひよせは、ねっとりとした粘土性の高い良質な土で、鉄分が多いのが特徴です。
掘りたての土は安定しないので、最低1〜2年、野積みにして風雨にさらします。
そうすることで不純物が土となじみ、また徐々に鉄分も取り除かれます。

こうして寝かせた土を水と混ぜ、水簸(すいひ)という方法で水にさらし,比重の小さい部分を洗い流し,
底に沈んだ重い部分を取出す方法を繰り返して、不純物のない良い状態にしていきます。
この工程だけでもなんと約9ヶ月。
そうしてできた粘土の水分を飛ばした後、保管庫で更に半年ほど寝かせて初めて、備前焼の成形工程へと入ることができるのです。
まさかそれほどまで土づくりに時間がかかるとは思いもしませんでした。
しかも、この作業は各工房で行われているのです。

〜窯変の美しさに魅せられて〜

六古窯の中で、唯一無釉を貫いた備前焼。釉薬を使わずとも、景色や表情を生み出すために様々な技術が培われてきました。
こちらは、私たちがお伺いした、森宝山窯さんの揺れるぐい呑シリーズ。
備前焼の特徴を楽しんでもらいたいという想いから生み出されたシリーズです。
使っている土はどれも同じものですが、灰や藁などで出来る陶器表面の変化や焼成時の火加減、酸素量の違い等で、こんなにも様々なものを生み出すことができるというから本当に驚きです。

「緋襷」(ひだすき)


「緋襷(ひだすき)」は、赤・茶・朱色などの線が「たすき」のようにかかった模様のこと。
藁をかけて窯に入れることで、藁の成分と粘土の鉄分が化学反応を起こし、線が現れるのです。
▲この藁を叩いて柔らかくして使います。


自然がもたらす窯変の美しさ。そして自然と対話しながら焼きもの作りに挑戦し続ける作り手の姿。
そこに、備前焼ならではの魅力が溢れているように感じました。

〜暮らしの道具としての備前焼〜

見た目や質感の美しさもさることながら備前焼は、暮らしの道具としての機能性も兼ね備えています。

花生けとして

  備前焼には小さな気孔があり、若干ですが通気性があります。
そのため、入れた水が新鮮に保たれ、活けた花が長持ちするという効果があります。

ビールグラスとして

備前焼の表面には小さな凹凸が無数にあります。
そのため、発泡機能が高く、ビールを注ぐときめ細かいクリーミーな泡となり、しかも泡が長持ちするのです。

日本酒やウイスキーのボトルとして

備前焼の持つ通気性は、お酒に含まれる酵母菌の働きを活発にし、お酒の熟成効果を高めます。
日本酒やウイスキーなどを入れておくと、香りは高く、味はまろやかに、コクのある味に変化します。

商品詳細

        
サイズ φ50× H 50mm  
※手作りのため寸法が多少異なります
素材 磁器
製造方法 磁器材料を成形後、施釉
納期 3日
注意 強い衝撃を与えると割れや欠損が生じることがあります。

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